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紅い徒花

2008.08.17 理由が無いことさえ理由になる

「なんの為に生きているの」
と、君は突風に吹かれながら嘆いた。僕が口を開く前に風が君の足をさらい、君は地面に砕かれてしまった。
悲しさよりも虚しさが勝り、もう泣く事も笑うこともしない君に力なくさよならを告げた。
嗚呼、どうして、


生きる理由がないという君に死ぬ理由が一体何処にあったというの。

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