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紅い徒花

2008.04.07 偽善者に溺れて

そのナイフで切り裂いてくれたならば
もう笑うこともなかったのに
その微笑で紛れてしまえたのならば
もう泣くこともなかったのに

悲しいだなんて
楽しいだなんて
所詮ちいさな舞台の上で

笑ってても
泣いてても
所詮こどくの演技の底で


そのコトバで切り捨ててくれたならば
もう喜ぶこともなかったのに
その微笑が紛れてしまえたのならば
もう苦しむこともなかったのに

嬉しいだなんて
苦しいだなんて
所詮ちいさな子供のようで

笑ってても
泣いてても
所詮へたな芝居のようで


所詮ひとりの孤独の中で
所詮いつわりの優しさの中で
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