2009.12.15 蜿蜒
この僅かばかりの自尊心が
何を埋めてくれるのだろうか
じわりと窒息を覚えた
どれほど声を殺そうとも喚こうとも
私は結局生きている
眠りについても朝日が落ちてくる
生き急げと大人たちは叫んでいる
私は利口だと誰かが嘯く
逃げなきゃ 逃げなきゃ
早くこの身が朽ちればいい
この掠れている世界が
声を奪っていくのだろうか
ゆらりと焔が揺れた
どれほど意味を無くせば褪せるの
私は結局生きている
影を追いかけても光はすぐ其処に
蹴落とせと大人たちは委ねている
私は迷子だと鏡は言った
逃げなきゃ 逃げなきゃ
早く希望が滅びればいい
それでも私は結局生きている
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