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紅い徒花

2009.08.31 日常的ジレンマ

麻痺し始める夢
冷たい感覚に
一体どれほどの価値があるの
目覚めなんて寂しい時なら
いっそ鉛のように沈んで
二度と赦さないでいて

数多の世界を踏みにじってきたけれど
そこには私すらいなかったのね
肉体が朽ちるのは
酷く頼りなく 揺らぐから
待つのは止めた
とまり木はあの日に
私が燃やしたのだから


涙脆い日常
零れゆく感情に
さよならさえ言えずに壊すの
隙間など埋めて 叫びなど埋めて
いまは冷酷なままでいて

理屈は簡単に繕ってきたけれど
創りあげたのは破壊ですら無かったのね
裂くのは幻影
想いは残骸であり
私は棄てたのだから

私が燃やしたのだから
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