2009.08.27 いらない子
哀しいと嘆くことは
とても卑怯だと誰かが嗤う
だから私は必死で泳ぎ続けた
抱きしめるように擦り抜けて
復讐なんて安っぽい言葉で生き続けた
誰にも看取られたくは無い
どんな鏡に映せば
終わりは綺麗なのだろう
押し流されそうになるのは
私の意識 私の美徳
誰か不要だと突き放して
眩しいと逸らす視線に
いつかの答えは転がってない
だから私は必死でもがき続けた
暖めるように冷め切って
笑顔なんて愚かなものに頼り続けた
誰にも覚られたくはない
堕ちる空に臨んで
必死さも枯れ果てるだろう
傾きながら蹲るのは
私の決意 私の悲哀
誰か不要だと突き放して
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