fc2ブログ
紅い徒花

2009.09.02 瞳が焼ける意味を

溶けていくのなら
なんにも哀しくは無い
ただじくじくと痛む
この血の背中をなぞって

今を抱いて溢れてゆくのは
やはり今で 後悔を彩る
そんな空しさを
誰かが埋め立てるのなら
この手は泥にまみれてゆくの
躊躇いなんてどこにもない

可哀想と嘆かず 笑って
どうかと願うのは苦しいから
どうぞと差し出すのは寂しいから
淵になんて立たないで
生きるためだけに生きて



スポンサーサイト





[]


カテゴリ : このサイトについて  小説 日記 未分類 一行 ランキング 
admin*
designed by