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紅い徒花

2009.03.18 貴方は優しさのふりをする

ひからびた思い出を抱えて
如何して歩けるの
泣きたくなるのはきっと
声をなくしたから

貴方は綺麗なものを
集めては並べたがる
言葉の羅列なんか
響くはずもないのに
届くはずもないのに


こわれた宝物は沈んで
如何して笑えるの
聴こえるのはのはきっと
答えじゃない

貴方は怯えながらも
叫んでは許したがる
ありふれた理由など
色褪せているのに
煌くはずもないのに

貴方は瞬きを失い
歪んでは逃げたがる
そんな正しさなんて
必要もないのに
望むはずもないのに
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