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紅い徒花

2010.03.22 うろん

錆付いた身体を抱いて
私が私に殺意を向けた時
外界は音を無くした

狂いだす瞬間に正気で
私がうそなんだと気づく
謝罪のような自傷行為に
貴方たちは濁ってゆけばいい

叱責は何より愛おしく
けれどそれはどこにもない
灯りが救いだと誰かが決めたようで
影は肥大するばかりだ
早く切り落とさなければと
私は絶望にも似た焦燥と戯れている

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